2023/12/22追記:販売規制がかかったから新規入手はやめろなの、書いてるときはギリ購入所持使用全て合法だったなの
※キャラ崩壊があるぞ！なの
※抜けかけの変なテンションで書いているので結構な脚色があるぞ！なの
※というか全部嘘だぞ！これ全部フィクションだぞ！なの
※ぽまえらは品行方正に生きろよなの～！！
読み飛ばしていい前日談なの
3月下旬、Twitterにメンションで通知が届く。
見るとそれはかなり前にRTした1Dプレゼント企画の当選発表だった──。
以前からそのアカウントは知り合いの体験もあり信頼していた。故になんとなくプレゼント企画にRTしてみたが、まさか当たるとは……。
改めて企画ツイートに目を通す。
3名様に当たります、そして企画への応募は約150件。前に当選した人や応援拡散なんかを除けばわからないがとにかくそれなりに低確率であることはわかる。
「当たるなんて本当あるのか？」疑う。
疑う。
でもメンション自体はどうしようもなく本物で。
悩んだ末に騙されてたならしょうがないとばかりにショップのDMに住所を叩きつける。(それはもう懇切丁寧に)
数時間後、「わかりました、しばらくお待ちください」という旨の返信。
高揚感と背徳感の少しの疑いを抱えながらほくはしばらくの間、いつものように障害者向け福祉施設でいつものように振る舞っていた。恐らく、いつものように振る舞っていた。
そして4月。例のアカウントから連絡が届く。
「こちら追跡番号です」
その言葉に変な笑みが溢れる。
(住所情報がどこかに使われるかもしれないというのは置いておいて)ちゃんと荷物が届く。これだけで十分だった。
この日からぼくは旅路への準備を始めることにした。いわば“セッティング”というやつだ。
その日からLSDについてゆるーく調べることにした。1Dとは厳密には違うが情報がそれなりにあるためだ。 幻覚、精神作用……そしてインスタント禅という不思議な日々のワード。最中に変にバッドに入らないように耳あたりの良い情報だけをわざと集める。物質そのもので死ぬことはほぼないに等しいようだ…とかそういうことまでじっくりと。
その後疑いも意味もなく、家に一人の日にヤツは届いた。
レターパックの中の何重にも綺麗に包装された1枚の紙きれ。「1D-LSD」とだけ書かれた二センチ四方もないような紙切れ。
決行日は、明日の朝。
知り合いに明日の介護をお願いする。あまりにも急なお願いだったが「明日が楽しみだね」とそういうこと言って知り合いは快諾。(とても感謝)
その日はひたすらに明日のことを思い描きながら眠剤を使って早めに眠った。夢はよく覚えていない。
そして今日！(ここからほんへ)
目覚ましもなしに予定の数時間前に起きる。
そわそわが止まらない。
いてもたってもいられず介護者が来る前に始める。(すまんかった)
9:30 舌下に紙切れをぶち込む。
(ちなみにこの瞬間に介護者の起床報告があったしすぐ来てくれましたありがとうございます)
ステンレスのお玉を舐めたような不快な苦味。それ以外に特になく。
10分経過。何もなし。
30分経過。特になし。オススメされた動画を見て、そのくらい。効果を疑い始める。
1時間経過。ゆっくりと頭がぼやつき始める。
10:27 深呼吸したら奥になんかいる！！！ほわつきみたいのがいる！！！！！
挙動不審になる。情緒不安定になってくるが介護者のおかげで概ね楽しい気持ちで過ごす。
徐々に視界も変容してくる。
視界の色が変わって見えるようになる。
と言ってもサイケデリックなものではなく、明度彩度はそのままに色相のゲージだけをひっかきまわしているような。
暖色灯に照らされた壁を見つめていると時折グラデーションを伴って冷たい色に見えるようになる。ちゃんと見ると暖色に見えるものの気を抜くと色の認識がゆるんでしまう。
気がつくと変な汗を全身にかきはじめている。“ヤク中らしい”感じがする。
汗が止まらなくなる。背中につーっと汗が垂れる。
不思議と悪い感じはしない。テンションが高くなる。
そのまま変に行動的になって普段わざわざ用意しない食べ物まで用意して食べ始める。(介護者ごめん)
味覚は普通。ただし焦りで箸が不器用になっておりちゃんと食べるのは一苦労。
躁状態を介護者に伝えようとしても言葉がまとまらない。語彙力がなくなる。IQが3になる。ただそこにあるのは“すごい…”という気持ちのみ。
ここがピークだろうか？
恒例のキメワッカをする。INTERNET YAMEROも聴く。
効く。視界の揺らぎ。
時間感覚の変容も起きる。
11:47 時間感覚の変容…というか短時間に色んなことを思いすぎる！！！！時間はどうなってんだ時間は
聴いている途中で急に我に返る。ノートに記録している途中でも急に我に返る。数秒のことが数分に感じられるようになる。
“普段の自分”が分からなくなり自分の動作の一つ一つに気を遣うようになる。
もしかしたら自分の重心すら“いつもと違っているんじゃないだろうか”というようなことを考える。
視界の隅が滲む。
現実感がなくなってくる。
自分の元に届いたスパムメールに本当に存在しているかどうかを問い始める。
介護者曰く本物らしい。助言に感謝する。
介護者がトイレに行った1分弱の間に介護者の実在も疑う。
介護者曰くそれも実在しているらしい。助言に心から感謝する。
3時間経過。急に悟り始める。
自分の思考のありのままを感じるようになる。良いも悪いもないのだと自分の感情を肯定し始める。
「インスタント禅」という言葉を思い出す。
勝手に品行方正な人格者になった気持ちになる。
近所の子供には優しくしようとかそういう優しすぎる考えが発現する。
でもなんだかんだこの調子のままピークが過ぎた気がするので介護者とはここで解散。(ありがとうございました)
と思ったらその途端30分程度の軽いバッドが訪れる。
原因は恐らく“介護者がいなくなったことによりまとまったことを言おうとしなくなったこと”。思考が加速する。回転する。同じことをぐるぐる考える。
記録をまとめようとするもスマホの処理の少しのラグでしんどくなる。
ここから少し記録用ノート上でバッドと戦った↓
13:33 一旦書かせてほしい(半ギレ) 待って…書くのおいつかない………になる
13:35 あぁこれめっちゃ薬物使用者の手記って感じがするな！！！！！(開き直り)
スマホの処理にラグがあるならここに書き込めばいいじゃないかとか当たり前すぎることに気付く
(中略)
13:39 焦 燥←俺くん落ち着いてね！！！！！！！！！！
焦燥を自覚して現時点での記録を一旦ツイートして一息つく。
普段聴いているプレイリストをかけてみると少し正気が戻ってくる。プレイリスト及びアーティストに泣くほど感謝する。
ここからおまけ話なの
その後は落ち着きを取り戻し「面白さ」や「関心」といった気持ちが込み上げて来るようになるがそれも徐々に収まり徐々に平常心に戻っていった。
しかしながら数時間にわたり視覚情報のバグが止まらなかった。
灰色が汚い七色に見える、色収差がかかって見える。ズームぼかしがかかって見える。壁をじっと見ていたら模様がざらつく……。複合的にごっちゃついて落ち着きがない。
疲れて眠くはなっていたが元来の不眠症もあって眠れず。「落としでベンゾを持っとけ」のアドバイスを身を持って体験する。眠ろうとすると暗闇が薄暗い七色になり色調がズレ…全く寝るのに集中できない。
さっきまで何故か忘れていた腰痛も思い出す。
嫌なことを思い出すことは日常を思い出すことなんだなぁとぼんやり感じる。
19時頃、家族に呼ばれ数分程度外に出た。平衡感覚には問題ないがどこか挙動不審になる。
夜なのにやけに明るく感じ後方から来た車のライトに過剰反応する。大声等を出さないにしても不審者案件としては十分だったかもしれない。
家族との会話は上辺だけの全然内容のないような返事しかできず(やたら疲れていたからであって1Dの効果ではない)。
ちなみにその間までずっと全身に汗をかきまくっていた。流石に着替えた。まもなくそのTシャツもびしょびしょになった。諦めた。
22時頃(半日経過)、視界の揺らぎもほぼなくなる。
ただ残ったのは爽快感とそれに相反するような眠気。悟りもどうでもよくなっていつもの日常に戻った。
まとめ他なの
まず最初に企画当選ありがとうございますなの！稀有な体験をさせていただいたし何より楽しかったなの！
介護者さんも本当にありがとうございますなの！直接ちゃんとお礼言えなかったので後日改めて何かお礼がしたいなの！
1Dは日常の小さな幸せを大事にしようと思えたなの！シロツメクサだらけの草むらを見つけたらなるべく四つ葉のクローバーを探してみようとかそういう確かな気付きがあったなの！(数日中にその丁寧さも忘れるかもしれないけどなの)
衝撃的すぎる体験の連続ながらそれは“自我”をひと続きだったなの！自分があるからこの感覚があるのであって1Dは通常レイヤーベタ塗りするような自我の改変じゃないことがわかったなの！(お絵かき風に言うならオーバーレイ？なの)(伝わらなかったらごめんなの)
でももしもう一度この体験をしたいかと言われると…微妙なの…。確かに面白いなの、でも旅行と同じで一度でよかったりたまにでよかったりするなの。良い体験だからこそあまり何回もやりたくないと思ってしまうなの…。…いぬのけはそういうところわがままなの！
とにかく、日々を大切に生きていこうと思えたなの！いい体験をありがとうなの！
※もう一度言うとフィクションなの！
追記:その2も出ましたなの